前回のブログで、
本当に本当に嫌で仕方のなかった卵ファームの仕事だったけど、
そんな中でも得たことは沢山あったと書きましたが、
今日は、じゃぁ、どんなことが良かったの?
という点について書いてみたいと思います。
オーストラリアの「田舎」での「ファームジョブ」の利点とは?
オーストラリアのワーホリでは、出身国関係なく、
セカンドビザ(1年ワーホリを延長できるビザ)を取りたければ、
全員が田舎町の農業に3か月従事する必要があります。
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なので、イギリス、アメリカからのネイティブと話す機会が自然と増える(増えやすい)
という状況があります。
こういうシステムがなかったら、ネイティブの人たちにとって、
「田舎」の「農業」で仕事をする必要性が全くないわけで、
彼らがこんな仕事を選ぶわけがないんです。
都会で、バーやレストランで働くにしても、もっと稼げるかもしれないし、
楽しい都会ライフを満喫できるわけなので、
よっぽどの田舎や自然が好きな人以外は、
あえて「田舎」の「農業」を選ぶ人はほぼいないと思います。
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だけど、このセカンドワーホリビザのシステムがあるからこそ、
そういう人たちも「田舎」の「農業」で仕事をするわけなので、
ネイティブの人たちと友達になれる機会が増えている
と考えられますね。
ネイティブの人たちにとっては、
まだ英語をまともに話せない人達と話してても
話が通じないので面白くないですし、
だから、都会に住んでいたら、積極的に話しかけてもらえたり、
話しかけたり出来る場がそもそも少なかったと思います。
自分から話しかけて、話に食らいついていく、位の積極性が必要になりますね!
日本人女性は割とモテルので、話しかけてもらいやすいですが、
日本人男性は、ガンガン積極性必須となります。笑
だから、日本人同士でかたまってしまって、
いつも日本語を話してしまう環境になってしまい、
気が付いたらあっという間にワーホリ終了・・
っていう人は沢山います。もしくは、大多数がそうかもしれないですね。
かろうじて、アジア圏の人たちとは、英語が話せない者同士だから仲良くなれた!
っていう人も多いと思いますが、それで英語力が上がるかといえば、
残念ながら上がりようがありません。
だけど、例えば同じバックパッカーにネイティブ英語圏の人達が滞在してたら、
自然にキッチンやリビングで会うので、自然と話せる機会が沢山あるというわけです。
現に、卵ファームで働いていたアイルランド人の女の子は、
アイルランドでは会計士をしてたそうですよ!!!
だけど、オーストラリアのワーホリでは、セカンドビザを取りたいから、と
私と同じように卵ファームで働いてたわけです。
3か月経ったら即刻辞めて、シドニーに行ってましたが。笑
そして、会計事務所での仕事を探し、2年あるワーホリビザ滞在中に
実績をしっかり作り、会社に永住権申請をサポートしてもらい、
永住権を取得してました。
だから、私は
田舎でのファームジョブは侮れないと思ってます!
日本で、高学歴・高職歴で来た人は特に、そんなのやりたくない!!って
思うかもしれませんが、日本ではまず出来ない経験になりますし、
英語力を向上させるには、絶好の機会にもなり得ます。
でもまぁ、ワーキングホリデーで何を目標、優先と考えるか。
によって、全ては変わってきます。
英語力を上げたいのならば、日本語を話さない!
と決意できるだけの強いマインドも必要なので
自分次第、と言わざるを得ないのですが・・
3か月だけ!と割り切ると、意外にできるものだったりしますよ。
なぜセカンドワーキングホリデービザって出来たの?
オーストラリアでは、現地の人たちがやりたがらない職種では人手が不足しているので、
それをまかなう為にオーストラリア政府が作った政策なのですが、
よく出来たシステムだと思います。
日本でも、こうやって田舎の限界集落なんかに、
ワーホリで来日した外国人が3か月滞在する(又は就業する)とビザ1年更新できる、
なんていうシステムが出来れば、田舎へ訪れて田舎町で働いてみようと思う外国人が増えると思います。
田舎での人手不足の解消にもなるし、地域活性にも繋がるし、
田舎の良さを外国人に実際に体験してもらえ、旅人はSNS発信大好きですから、
それらをSNSで発信してもらえたら、
これほどのありがたい無料宣伝はないのではないでしょうか?!
政府関係者の方、もしもこのブログを見られたら、
ぜひセカンドワーホリビザの導入を考えてみて頂けたら嬉しいです!!
今はただの若者でただの旅人かもしれませんが、
長い目で見たら、そういったワーホリで来日してくれた人たちが母国に帰り、
日本での体験談を沢山話してくれると、
こんなにありがたい無料広告塔はないと本気で思います。
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